こんにちは、メァ(@mea_magika_blog)です!
先日、光回線を契約したばかりの我が家。
そんな我が家に、とある電話が来ました…。
今回は、最近多発している『光回線のセールスによるトラブル』について、私が体験した電話セールスと、伯父が体験した訪問セールスのお話をさせていただきます。
誤解を狙った巧妙な電話セールス
本題に入る前に、数日前のお話を少し。
私は、Instagram経由でよく他の方のブログを読んでいます。
その中で印象に残っていたのが、こちらの記事。
こちらのsui(@3colors_and)さんが体験した電話のほうが、かなり悪質です。
私は数日前にこの記事を読んでいたので、初めから疑念を持って対応できたと言えます…
suiさんありがとうございます!!
電話セールスの内容
suiさんの体験談を読んで、2~3日も経たないある日。
次男氏を昼寝させて、いざ自分の時間を満喫しようとしていたその時、私のスマホが鳴りました。
0120から始まる知らない番号。
普段なら無視して終わるのですが、昨年買ったエアコンの施工不良で、業者から電話が来るはずだったので、つい出てしまいました。
ここからは会話形式で展開していきます。
ここで既に、もしかしてsuiさんと同じやつ…?と感じていました。
そもそも、プラン変更で安くなるという話をいちいち回線側が人件費と通信費をかけて顧客に連絡してくるはずがありません!!
ここでもまた疑問が。
我が家はドコモ光を利用しています。
そして、契約者は旦那です。もちろん連絡先も旦那。
工事日程を組む時に、私が連絡をしたら『工事可能な候補の日程だとしても、住所などの個人情報の観点から、ご契約者さま以外にはお伝えできません』と断られていました。
正直、めんどくせぇな…と思いましたが、そこまで徹底していた会社が、いきなり契約者でもない私に電話してくるわけがありません。
ここまでの会話で、完全にsuiさんと同様の悪徳な代理店のセールスだと確信しました。
グイグイ追求して、『録音します』とハッタリをかける私。
(iPhoneなので本当は電話の録音は出来ないんです)
録音されていると思った瞬間、正直に話し出すお兄さん。
お兄さん…仕事かえたほうがいいよ…(老婆心)
お兄さん自体は悪くないのか、と思って少し話を聞いてみようとしたら…
よりにもよってNURO光!!!(本当はNUROが良かった)
エリア外で契約不可の人に勧誘電話!!!!(本当はNUROが(ry
というわけで、おせっかいな余計な言葉を残して電話を終了しました。
やっぱり話題の悪徳代理店だった
電話を切った後にsuiさんのブログを改めて読み、電話でお兄さんが言っていた社名を調べたら、やはり同じ会社でした。
suiさんの記事では「NURO光の回線を利用したエナジー光」と記述してありますが、私との電話では『エナジー光』のエの字も出ませんでした(笑)
suiさんが体験した記事を読んだ直後に私のところに電話が来たのは、全くの偶然です。
suiさんと私は全く接点はありません(先日まで、こちらが一方的にフォローしているだけでした)。
しかし偶然とは思えないほどのタイミング。
つまり、それほど頻発しているんです。
情報に疎い人を狙う訪問セールス
次は、今年の初めに私の伯父が体験した訪問セールスのお話です。
まず前提として、私の伯父(独身ひとり暮らし)は精神的な疾患があり、様々な契約や訪問販売などにまんまとノッてしまい、被害を被ることが多々ありました。
伯父はかつて、私が子供の頃にいつも逃げ込んでいた祖母宅に暮らしており、いつも優しく守ってくれていました。
今回は一人で契約をしたあとに、ふと不安になって私に連絡してくれたのが良い結果に繋がりました。
訪問セールスの内容
ここからは契約した後に伯父から聞いた話なので、不確実な部分もあります。
突然飛込み営業してくる
まず、ある日突然なんのアポもなく飛込み営業に来たとのこと。
伯父は一人暮らしで、私や私の実家とも少し離れているので、会話をしたくてつい家に招き入れてしまったそう。
高齢者の方なんかだと、同じ理由で招き入れてしまう方が多いようです。
これはあくまで私の予想ですが、伯父は頻繁にこのような訪問販売に引っかかっていたため、何かしらのリストに載っていた可能性があります。
重要事項説明がない
次に、『キャッシュバック』と『工事費無料』ばかりで契約の内容自体の口頭説明がほとんど無かったとの事。
こういった契約の場合は、基本的に『重要事項説明』を口頭で行うことが義務付けられています。
(スマホを買うときなんかでも、マーカーで線を引きながら説明されます)
しかし、そのような類の話がほとんどなく、何か契約書などを読み上げる行為もなかったそうです。
契約の実態が話と違う
伯父から相談を受けた翌日、すぐに伯父の家に行って、書類を確認しました。
すると、様々な意味のわからないオプションなどにチェックが入っていて、伯父が認識している月額料金よりも更に高くなる計算に。
更に営業マンがゴリ押ししていた『キャッシュバック』と『工事費無料』も、書類をよく確認してみると『キャッシュバックにより、実質工事費が無料になる』というものでした。
伯父は『工事費が無料で、更にキャッシュバックも貰える』と認識していましたが…
実際には工事費は分割払いで月額料金に上乗せされて請求され、キャッシュバックの金額は工事費と同額。
つまり、何も残りません。
すぐに契約解除!
伯父が契約したのは、auひかりの回線を利用した光回線の代理店でした。
契約の内容がおかしいこと、認識違いが多すぎること、料金も(オプションで)高すぎることなどから、すぐに書類の中にあった『契約のキャンセル・クーリングオフについてはこちら』とある電話番号に連絡しました。
かけてみると、この電話番号は代理店のものではなく、auひかりのカスタマーセンターに繋がりました。
事情を説明したところ、すぐに契約のキャンセルを受け付けてくれました!
(念の為代理店宛に書面でも契約のキャンセルを明記して送付しました)
また、代理店の名前も伝え、重要事項説明が無かったことなどもお話しました。
数日後、代理店に対して指導を行ったとわざわざ連絡してきてくれました。
auひかりのカスタマーセンターは、良い仕事をしているようです!
まずは疑う・自分で調べる!
このようなセールスは、国民生活センターでも注意喚起を行っています。
光回線サービスの卸売に関する勧誘トラブルにご注意!第2弾−安くなると言われても、すぐに契約しないようにしましょう−(発表情報)_国民生活センター
ちなみに、プロバイダー等の電気通信サービスは、特定商取引法の対象外であり、電話勧誘による契約であっても『クーリング・オフ制度』は使えない例もあるそうです。
しかし、2016年5月21日に施行された改正電気通信事業法によって、クーリング・オフ制度に類似した制度として『初期契約解除制度』というものが作られました!
『初期契約解除制度』とは、プロバイダー契約など一定の範囲の電気通信サービスの契約について、契約書面受領日から8日間が経過するまでは、通信事業者の合意なく、利用者の都合のみによって契約を解除できる制度です。
ざっくり言えば、クーリングオフと同じです。
違う点は、『利用者の都合のみでもOK』という点。
つまり「やっぱやーめた☆」が通用する、ということです。
たとえ本当に光回線の乗り換えを検討していたり、新規契約するとしても、電話や訪問で突然セールスしてくるような代理店は…ロクなところじゃない(可能性)です。
インターネットで自分で契約すれば、キャッシュバックやプレゼントなどがあったりして、ロクでもないところで契約するより断然お得です!
光回線については、過去の記事でもご紹介しています。
【経験談】救世主SoftBank Airからの卒業!光へ乗り換えた話【前編】
【経験談】救世主SoftBank Airからの卒業!光へ乗り換えた話【後編】
ちなみに、伯父に詳しく話を聞くと、実際にインターネット環境は求めていたようでした。
そのため、私が色々と調べて、インターネットでNURO光を契約し、現在は快適なネットライフを満喫していますw
離れて暮らす親族のために
今回の伯父の件があってから、訪問販売を断れない伯父をどうにかして守れないかと、こんなものを作ってみました。
こちらは伯父のために作成したもので、疾患を理由に判断能力がないことから、『本人を通して親族の同意を』と明記しています。
そしてこちらは認知症の方を想定して、『本人を通して』の記述をせずに作ったものです。
全てフリー素材を使用していますので、必要な方はプリントアウトしたりして使ってください。
詐欺行為自体を目的としていない会社なら、これを見たら絶対に連絡してきます。
(実際、設置から1ヶ月後に火災保険の更新で保険会社から連絡がきました)
要は『ここん家は面倒そうだな…』と思わせれば良いのです。
また、疾病などにより判断能力が無いとされる人に契約を行わせた場合、その契約は無効とすることが出来ます。(クーリングオフなどとは別)
その場合、判断能力がないという証明を要求されることがあります。
その場合に有効なのが、『成年後見制度』です。
成年後見制度・成年後見登記制度 Q&A | 成年後見制度・成年後見登記制度
伯父の場合は、精神疾患はありますがまだここまでやるほどではないと思い、本人のプライドを守るためにもまだ行っていません。
しかし、今後もあまりに被害が頻発したり、認知症が始まった場合は、親族で話し合って検討が必要になりそうです。
以上、今回は『悪徳な光回線代理店のセールス体験談』でした。
高齢者などに関係なく、不特定多数にセールスを行っているようですので、皆さんも注意してください。
参考元:
「通信料が安くなる」と言われ、遠隔操作でプロバイダーを変更したが安くならなかった!(身近な消費者トラブルQ&A)_国民生活センター
光回線サービスの卸売に関する勧誘トラブルにご注意!第2弾−安くなると言われても、すぐに契約しないようにしましょう−(発表情報)_国民生活センター
総務省|電気通信消費者情報コーナー|電気通信事業分野における消費者保護施策
mea.