こんにちは、メァ(@mea_magika_blog)です!
前回のチャイルドシートについての続きです。
前編はこちら↓
チャイルドシート着用義務について
違反をしたらどうなる?
チャイルドシートを装着・着用せずに走行していた場合、違反点数が1点加算されます。罰金はありません。
これは、シートベルト着用義務の違反と同じですが、私は軽すぎると思います。
普段車に乗っていると、あらゆるところでいまだにシートベルトもチャイルドシートも無しで子供を乗せている車を見かけます。
あまり言い方はよくありませんが、なぜそのまま道路に出られるのか、全く理解できません。
私は以前某ディーラーに務めており、仕事柄自動車事故について見聞きすることが多々ありました。
例えば、追突事故。
シートベルトをしていた大人は無傷だったのに対し、チャイルドシートを着用していなかった子供は、シートから転がり落ちて頭を強く打ち、流血沙汰になったそうです。
チャイルドシートを使用していなかった子供の致死率は、正しく使用していた子供の約16倍にも登ります。
また、交通事故は自宅付近で起きやすいと言いますが、それは車でも同じです。
近くだから…すぐ着くから…という気の緩みが事故を引き起こします。
例え短時間・短距離だとしても、必ずチャイルドシートは使用してください。
また、チャイルドシートは子供の命を守るだけではありません。
車内をうろつく子供に気を取られず、安全運転をするためでもあります。
嫌がる子供にはどうする?
『子供がチャイルドシートを嫌がって泣いてしまう』よく聞く話です。
この対策は、『慣れさせる』。これしかありません。
新生児のうちから、泣いても喚いても、必ずチャイルドシートに乗せてください。
絶対に降ろさないでください。
何があっても走行中は降ろさない!降ろすなら停車する!
自我のない頃から必ず実施していれば、『ここが自分の席なんだ』と自覚するようになります。
自転車の記事の際にも書きましたが、子供にはイレギュラーが通用しません。
幼ければ幼いほど、「この間は乗らなくても良かったのに!」と拒否が激しくなります。
また、タブレットなどで動画を見せるのも一種の手です。
タブレットは手に持たせると視線が下になり、車酔いの原因にもなりますので、こういった商品を使用するのがおすすめです。
チャイルドシート着用が免除されるのは?
以前、自転車が歩道を通行できる条件についてお話しました。
子供の自転車、どこを走る?意外と知らない道路交通法! - 魔法少女になりそこね
自転車が条件付きで歩道を走行できるのと同じように、チャイルドシートの着用義務にも、様々な『免除条件』があります。
法庫より
簡単に言いかえて説明します。
①チャイルドシートを装着できない車の場合
これは現行の一般車ではまず該当しないと思われます。
②乗車する人数が多く、チャイルドシートをつけると乗車できなくなる場合
例えば、5人乗りの自動車に大人2人と子供3人は、自動車の乗車定員的には乗車可能(12歳以下の子供3人で大人2人分計算)ですが、チャイルドシートをつけると乗りきれません。
この場合は、チャイルドシートを装着せずに、前席に大人2人、後部座席に子供3人というような形で乗車することが認められています。
ただし、事故にあってしまった場合はやはり、子供達が負傷する可能性は格段に上がります。なるべく避けたほうが良いでしょう。
③負傷や障害により着用が適していない場合
締め付けなどにより症状を悪化させてしまったりする場合は免除されます。
④過度な肥満などによりチャイルドシートを着用出来ない場合
ベルトが回らない、シートに納まらない場合です。
しかし、ジュニアシートなどで代用可能であれば使用したほうが良いでしょう。
⑤授乳やオムツ替えなどの場合
チャイルドシートを着用させたままでは出来ない世話をする場合は免除されます。
しかし、今後長時間ずっと停車できない理由はあまりないのではないでしょうか?
コンビニの駐車場や路肩を見つけて停車するなり、高速道路でもパーキングエリアやサービスエリアがありますので、そういったところで一旦停車して行ったほうが良いです。
⑥⑦タクシーやバスなどの場合
公共の交通機関では免除されます。
しかし、タクシーに関しては貸出サービスや持ち込みも可能です。
できる限り着用した方が良いでしょう。
⑧急病や怪我により緊急性を伴う搬送、迷子などを保護した搬送の場合
明らかに緊急性を伴う場合や、迷子を保護して警察署へ送り届ける場合などは免除されます。
免除される条件は様々ではありますが、対策は多々あります。
子供の安全のためにも、できる限り走行中はチャイルドシートを着用させたほうが良いです。
チャイルドシートからの脱出対策!
子供が大きくなるに連れ、我が家では新たな問題が発生しています。
チャイルドシートからの脱出です!
器用に肩ベルトから腕を引き抜き、前のめりになってしまうのです。
腰ベルトがあるので完全なる脱出にはならないのですが、これでは万一の際に腹部だけが強く圧迫されてしまいます。
次男の脱出を防ぐため、対策を色々調べてみました。
まずはチャイルドシートを確認!
まず可能性として大きいのは、『チャイルドシートの状態が身体に合っていない』という点です。
トヨタHPより
①チャイルドシートの傾きや設置状態
身体が大きくなっても最大まで背もたれを寝かせていたり、車のシート(背もたれ)に足が着いてしまうのに後ろ向きのまま設置していたりなどです。
体勢が辛く、起き上がろうとして肩ベルトを外したり、車のシートに足を着けて踏ん張ってしまい、結果身体が上に移動して肩ベルトから腕が抜けやすくなる、ということがあります。
②成長に合わせた付属品を使用・変更していない
我が家では、本来体重7㎏~で外すべき新生児パッド(インナーパッド)を外していませんでした。
これにより体勢が辛くなって、起き上がろうと肩ベルトから腕を抜いていました。
また、肩ベルトの位置や締め付け具合なども確認が必要です。
コンビHPより
後ろ向きの場合は、子供の肩よりも1つ下の穴からベルトを出します。
前向きの場合は1つ上の穴から出すのが適切だそうです。
コンビHPより
また、締め付け具合に関しては、乗せ降ろしの際に緩んでいる可能性もありますので、乗せるたびにきちんと締め付けましょう。
イラストのように調整ベルトを引っ張るだけです。
(各メーカーによって位置やレバーなどの違いはあります)
成長に合わせた付属品に関しては、お持ちのチャイルドシートの取扱説明書に記載があると思います。
③チャイルドシートの適用条件から外れている
身体が成長し、そもそもの適用条件の身長や体重から外れている可能性もあります。
身体に合っていない、要はサイズアウトしたチャイルドシートを使用しているのは、安全性も疑念があります。
成長によってジュニアシートなどへ移行しましょう。
我が家の次男の場合、②だけに該当しておりました。
新生児パッドを取り外したところ、一旦は肩ベルトから脱出することはなくなりました。
しかし、更に成長すると共に頭も良くなり、手先も器用になったら、また抜け出すように…。
防止対策グッズがある!
『子供が肩ベルトから脱出する』というのは比較的多い悩みのようで、実は対策グッズが市販されています!
しかし、なるべく出費を抑えたい我が家。
自分で作れないか、試してみました!
100均の商品で抜け出し防止ベルトを作ってみた
用意するもの
・『荷物まとめベルト』の一番小さいもの1つ
・『おしゃぶりクリップ』2つ
総額324円!!安い!!
※下部に改良版を記載しています
作り方
①まず、おしゃぶりクリップのフープ部のホックを外します。
②チャイルドシートの肩ベルト部の穴から、左右1本ずつホック部を差し込み、裏で2本をホックで留めます。
裏から見た写真と、表から見た写真です。
2本をホックで留めるのは、こんな感じです。
このおしゃぶりクリップは、あとから付けるベルトが下へズレ落ちないためのものです。
③普段通り子供を乗せ、クリップは肩ベルトと一緒に前に出しておく
④肩ベルトに荷物まとめベルトを付ける
このように、肩ベルトの下に通して、前で留めます。
(何度か検証しているので、服が違いますが、気にしないでくださいw)
⑤荷物まとめベルトをおしゃぶりクリップで留める
こんな感じです
少し上すぎるように見えますが、これ以上ベルトが下にあると、子供が下にズラして腕を抜いてしまいます。
このベルトを付けるようになってから、肩ベルトから抜け出す事もなくなりました!
これでしばらくは安心して運転出来ます!
100円均一の商品3つで簡単にできる対策ですので、脱走犯のお子様(笑)をもつ方はぜひ試してみてください!
4/8追記
この記事を公開した当初は、上記の通りおしゃぶりホルダーを利用していましたが、現在は少し改良したものを使用しています。
おしゃぶりホルダーの代わりに、100円均一の手芸コーナーなどに売っている平たい紐?を使い、両端をループ状にしてバックルを通しています。
裏側の通し方は、おしゃぶりホルダー使用時と変わっていません。
総額216円!更に安くなりましたw
バックルのキツさですが、単に肩ベルトが左右に広がらないように押さえているだけですので、ほとんど締め付けはありません。
遊びを充分にとりましょう。
ギュウギュウに締め付けてしまうと、肩ベルトが寄せられて首に干渉したり、万一の際に胸を圧迫する可能性もあります。
バックルは緩めで、肩ベルトだけはしっかりと締め付けてください。
そうすれば、万一の際には肩ベルトがしっかりと子供を支えてくれ、バックルで圧迫される可能性は格段に低くなります。
何はともあれ、チャイルドシート自体がしっかりと設置されていなくては意味がありません。
付け外しをしなくとも、定期的に設置状態を点検して下さいね!
mea.
参考元:
シートベルト着用に関する統計(PDF)
https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/seatbelt/statistical_chart_table28.pdf
トヨタ | Women’s Lifestyle with TOYOTA | こんな時どうすればいいの?ママ座談会 | チャイルドシートの気になるアレコレ | トヨタ自動車WEBサイト