こんにちは、メァ(@mea_magika_blog)です!
今回は、在宅ワークママ(在宅自営業) の妻を持つ、会社員の夫の確定申告のやり方の続きをお話します。
前編はこちら↓
ここで解説するのは、在宅ワークの妻を持たない人にも該当しますよ!
私 :特定の一社からのみ仕事を受ける家内労働者(=在宅ワーク)
収入が低いため青色申告をするメリットは現状なし
旦那の社会保険の扶養に入っている
旦那:給与所得者(普通の会社員)
年末調整は済んでいる
医療費控除と配偶者控除のために確定申告が必要
事前準備
まずは国税庁のHPから『確定申告書作成コーナー』へ行きましょう。
赤い枠で囲んだところをクリックしてください。
①『作成開始』をクリック
②『書面提出』をクリック
我が家では受領印が必要なので、税務署まで行って提出しなくてはなりません。
そのため、『書面提出』で作成します。
受領印がいらない人は、印刷した書面を郵送でも提出できます。
③ネット環境など確認事項を確認してチェック→『次へ』
ココまでが事前準備となります。
所得税の申告書
所得税コーナー
この『所得税』というのが、確定申告書を作成するところです。
青いボタンの『作成開始』をクリック
青い部分が、給与所得などの確定申告書を作るページです。
給与所得者の確定申告の場合は、源泉徴収票などを見ながらの入力になります。
必要となる書類の例が記載されているので、確認して準備し『次へ』
申告書の作成開始前に、提出方法と生年月日を入力するページがあります。
提出方法は『確定申告書を印刷して税務署に提出』を選択。
生年月日は、申告をする人(この場合は旦那)の生年月日を入力します。
入力したら、『入力完了』で次へ。
所得の種類を選択します。
大抵の人は『給与のみ』に該当すると思います。選択して『次へ』
給与所得の内容についての入力です。
該当するものを選択して『次へ』
前の画面で『年末調整済み』を選ぶと、このような選択画面が出てきます。
これは、年末調整で適用を受けたものの修正や、適用の追加をするものを選ぶ項目です。
可能性が多いものを抜粋して説明すると、
医療費控除やセルフメディケーション税制を受ける場合は『医療費控除』
ふるさと納税などは『寄付金控除』
配偶者控除の追加などは『上記以外の控除の追加・変更』
住宅ローン控除などは『住宅借入金等特別控除』を選びます。
該当するものを全て選んだら『入力終了』で次へ進みます。
※ここで入力しなくても、後で項目は出てきます。
収入と所得の入力
ここから、実際の確定申告書に印刷される内容を入力していきます。
源泉徴収票を準備してください。
まずは給与についてです。『入力する』を押して下さい。
するとこのように、源泉徴収票の例を見ながら入力するページになります。
配偶者控除を追加する場合でも、ここは源泉徴収票に書いてあるまま入力して下さい。
給与天引きで生命保険などに加入している人は、源泉徴収票にも記載があります。
なお、給与天引き以外(クレカ払いや口座引落)で加入している生命保険に関しては、年末調整で控除はされていません(自分で年末調整の書類に記入した場合は別)。
今現在で手元にある生命保険料控除証明書の控除分は、後ほど入力しますので、このページでは源泉徴収票に書いてあるまま入力して下さい。
住宅ローン控除を受ける方で、年末調整の書類に自分で記載した方は、源泉徴収票にも記載があります。
ここに金額が入っている人は、確定申告で改めて住宅ローン控除について入力する必要はありません。
年末調整で記載しなかった、記載したけど間違えていたという人は、後ほど入力しますので、このページでは源泉徴収票に書いてあるまま入力して下さい。
最後の項目の『支払者』というのは、給与を支払っている者の名前です。
これも、源泉徴収票に書いてあるまま入力して下さい。
入力が終わると、支払者の名称と金額が表示されます。
源泉徴収票に書いてあるものと同じか確認して『次へ』
先程の源泉徴収票の内容を入力したページで、『16歳未満の扶養親族の人数』に数字を入力すると、このようなページが出てきます。
これは、住民税の計算の上で必要となる項目です。
子供の名前や生年月日を入力して『入力終了』を押して次へ。
すると、元の画面に戻ります。入力した収入と、そこから計算した所得が表示されているはずです。
源泉徴収票に書いてあるものと同じか確認して、『入力終了』で次の項目へいきます。
医療費控除などの入力
次は、各控除の入力です。
控除証明書などを準備して下さい。
まずは、医療費控除についてです。
今回はセルフメディケーション税制を適用すると仮定して説明します。
医療費控除の欄の『入力する』を押すと、このような画面になります。
『セルフメディケーション税制を適用する』をクリック
上部で説明した、『取組内容の確認』という項目が出ます。
健康維持や疾病の予防として、何を取り組んだかを選択します。
夫が会社員であれば、会社での健康診断が該当します。
ちなみに、確定申告書の提出時に、健康診断書のコピーを提出または提示する必要がありますので、用意しておいて下さい。
次に、入力方法の選択です。
『領収書から』と『合計額のみ』とで選択できるのですが、よっぽど多くない限りは『医薬品の領収書から入力する』を選んだほうが楽です。
こちらを選んでおくと、医薬品名を入力するときに、セルフメディケーション税制対象の薬の選択肢が出るようになります。
いちいち「これ対象だっけ…?」と調べなくて良いのです。
続けて入力する場合は『続けてもう1件入力』でまた同じ画面で入力できます。
全て入力し終わったら『入力終了』で確認画面へ行きます。
入力した内容を確認して『次へ進む』
すると、入力した金額の合計と控除額が表示されます。
我が家は今年、購入した医薬品が少なかったので、『0円』となり対象外です。
『次へ』を押して、元の画面に戻ります。
医療費控除の欄に『セルフメディケーション税制適用』と出ていれば、きちんと入力できています。
生命保険料控除の入力
次に、生命保険料控除の入力です。
年末調整でも出来るのですが、我が家ではどちらにせよ確定申告をしなくてはならないので、自分でやっています。
上の画面で、生命保険料控除の『訂正・内容確認』を押すと、下記の画面になります。
『入力する』をクリックして、入力画面へいきます。
ここからは、生命保険料控除証明書を見ながら入力します。
ちなみに、源泉徴収票にも『生命保険料控除額』というのが記載されている人もいると思います。
源泉徴収票に載っているものは、会社で給与天引きなどで加入している保険で、会社宛に生命保険料控除証明書が届いています。
そのため、自宅に届いて、現在手元にある生命保険料控除証明書は、自分で確定申告をして控除するものです。
忘れずに計上するようにしましょう。
入力が終わったら『入力終了』で次へ進みます。
すると、入力した内容が一覧で表示されます。
内容を確認して『次へ進む』
すると、入力した内容での控除額が表示されます。
『OK』で元の画面に戻ります。
寄付金控除の入力
次に、ふるさと納税などの『寄付金控除』の入力です。
寄付金控除の欄の『入力する』を選択し、入力画面へいきます。
ふるさと納税などの証明書を見ながら入力して下さい。
入力を続ける場合は、左下から更に入力することが出来ます。
入力を終わる場合は『入力終了』で、元の画面に戻ります。
配偶者控除の追加
次に、配偶者控除を追加します。
配偶者(特別)控除の欄の『入力する』を押します。
ここからは、先に作成しておいた、妻の確定申告書を見ながら入力します。
在宅ワークでの収入のみの場合は、『配偶者の上記以外の所得金額』の欄に、妻の確定申告書の『所得金額』を転記します。
その他、氏名や生年月日を入力したら『入力終了』で元の画面に戻ります。
これでこのページでの入力は終わりです。『入力終了』で次へ。
税制控除の入力
次に進むと、税制控除の入力画面になります。
住宅ローン控除などは、このページで入力します。
今回は省きますが、この入力も証明書などをみながら入力します。
入力がない方は『入力終了』で次へ進みます。
還付金の金額
以上までで計上は終了になります。
還付される金額が表示されるので、確認して『次へ』
住民税に関する項目
続いて、住民税などについての入力です。
住民税の納付方法は、『給与から差引き』か『自分で納付』を選べます。
基本的に、給与所得者は『給与から差引き』を選択して下さい。
氏名・住所の入力
次に、申告者本人(夫)の情報を入力します。
氏名や生年月日、性別や電話番号などを入力して『入力終了』で次へ進みます。
続いて、還付金の振込先の入力です。
振込先の口座は、申告者本人のものを指定します。
ちなみに、還付金が振り込まれるまでの期間ですが、提出時期によって違います。
還付申告は、1月から受け付けています。
我が家では、妻である私の確定申告が受領されないと、夫の配偶者控除が受けられないため、2月15日の全受付開始の直後に提出しています。
例年それで4月の頭には振り込まれています。
1月中に提出したら、3月末には振り込まれるのではないでしょうか?
なんにせよ、提出が早ければ2ヶ月、遅ければ3ヶ月はみて下さい。
入力が完了したら『入力終了』で次へ進みます。
マイナンバーの入力
これが最後の入力です。マイナンバーを入力していきます。
妻側の確定申告では、本人のマイナンバーを入力するだけでしたが、夫の方では配偶者控除と子供の扶養の兼ね合いで、妻と子供のマイナンバーも入力する必要があります。
マイナンバーは、マイナンバーカードや通知カード、マイナンバー記載の住民票で確認できます。
確定申告書の提出の時に、コピーを貼り付けて提出する必要がありますので、忘れずに用意して下さい。
申告書の印刷
ここまでで、確定申告書を作成するのに必要な入力が全て終了しました。
あとは、『帳票表示・印刷』で確定申告書を印刷し、提出日を記入して捺印して完成です。
この後の処置に関しては、過去の記事をご覧ください。
スマホで確定申告が出来るようになりました
さて、ここまで『パソコンで確定申告書を作る』やり方を徹底解説してきました。
しかし、平成31年1月4日からスマホで確定申告が出来るようになりました!
『スマート申告』というもので、インターネットのブラウザ上で、スマホやタブレット向けのレイアウトで確定申告書を作成出来るというものです。
『スマート申告』で確定申告書を作成出来るのは、以下に該当する人のみです。
- 平成30年(H30.1.1~12.31)分の確定申告をする人
- 収入が『給与所得のみ』の人
- 源泉徴収票が1枚のみの人
- 勤務先で年末調整が済んでいる人
- 医療費控除、セルフメディケーション税制、寄附金控除の適用を受ける人
- その他の控除の追加・変更がない人
詳しく解説した記事もありますので、ぜひご覧ください。
mea.
参考元:
重要なお知らせ <医療費控除が変わります>:平成29年分 確定申告特集